乗り物酔い基礎知識

乗り物酔い基礎知識

乗り物酔いは「目眩」の類似の病気だそうです。

 

目眩は平衡感覚の異常のことです。日常生活であらわれるその感覚を「酔い」といいます。「酔い」というものも原因が沢山あって、酒をのんでほろ酔いになったり、泥酔してしまったり、周囲の雰囲気に酔ったり、そして車等の乗り物に酔ったりです。

 

乗り物酔いは、乗り物に乗っているときに、むかつき、冷や汗、顔面蒼白、吐き気などの症状が起こります。連続的な乗り物の揺れが内耳に伝わり、この刺激と、視覚に飛び込んでくる景色などの情報、体の筋肉などで受け取る感覚等との調和がとれなくなってきて、バランス感覚が崩れることが原因です。

 

乗り物酔いが発生しやすい状況についてはいくつかあげられます。例えば、乱暴な運転や、急カーブの続く道、砂利道など、直接揺れの伝わりやすい状況であったり、きつい衣服を身に着けていたり、読書、ゲーム、携帯などに集中したりなどです。

 

乗り物酔いの対策としては次のようなことがあげられます。

 

まず、乗り物に乗る前には、睡眠をしっかりとること、空腹、食べ過ぎ、飲み過ぎの状態をさけることです。

 

乗り物に乗っている最中には、窓を開ける等して外の空気を吸うこと、バス等の場合、後方よりも前方の席に座って揺れを少しでも感じなくすること、会話をしたり、音楽を聴いたりなどして気分を紛らわすことなどがあげられます。

 

古くは、平安時代の書物でも、牛車で乗り物酔いをした人がいるという記録が残っているそうです。